ごあいさつ

お知らせ

2021-03-01 08:35:00

先日ご紹介させていただいたEuropean Urologyの研究こちら)についての続報です。

この研究は、システマティックレビューの方法としては不十分な点があると考え、コメントをEuropean Urologyに投稿したところ(Letter to editor)、採用されました(こちら)。

レビューには大きく分けて、ナラティブレビューとシステマティックレビューがあります。ナラティブレビューとは、その領域で高名な先生が執筆されることが多く、教科書的な要素があります。定まった方法論などはないと思われます。一方でシステマティックレビューとは、あるトピックに対し、定められた方法論に基づき、系統的に文献をまとめ報告します。場合によっては2つ以上の論文の結果を統計的に統合する、メタ解析も行われます。

近年ではシステマティックレビューの方が、厳密で客観性があり、研究の質としては高く評価されていると思われます。

ただしナラティブレビューとは、まさに臨床家からの大事な視点であり、そこから臨床疑問が生まれ、新たな研究が始まると考えております。

どちらも重要なレビューであり、両者の違いを十分に理解し、利用すべきだと考えております。