ごあいさつ

お知らせ

2020-10-16 10:51:00

骨盤底筋体操についての新しい論文報告が、BMJという雑誌に掲載されておりました(こちら)。

私たちの研究でも骨盤底筋体操を導入しておりますが、なかなか上手に体操をしていただくことが難しいです。その理由の一つが、「骨盤底筋を鍛えているか、分からない」からだと思います。

体操で骨盤底筋が動いているかどうか確認するため、筋電図を使って確認することもあります。今回の論文はその効果を、かなり洗練された計画のもと検証しております。

対象参加者が過活動膀胱ではなく、腹圧性尿失禁(咳やくしゃみをすると尿が漏れる)と混合性尿失禁(腹圧性と切迫性を併せ持つ)です。

対象を「介入群:筋電図+骨盤底筋体操」、「対照群:骨盤底筋体操のみ」に分けて16週間の治療を行い、最終的には24ヶ月後の症状を両群で比較しました。

結果は両群とも効果はありましたが、群間差を認めませんでした。

つまり、筋電図を行っても骨盤底筋体操の効果が改善するとは言えませんでした。

逆にいうと、筋電図無しの骨盤底筋体操も、十分に効果があることを意味するかもしれません。

非常に綿密な計画のもと解析された、素晴らしい論文でした。