ごあいさつ
お知らせ
本日は京都市の中京老人福祉センターにて、過活動膀胱のお話をさせていただきました。
20名近くの方にご参加いただきました。
質問も沢山いただき、アンケートからもご満足いただいたようでした。
一部定員オーバーのためにご参加できなかった方もいらっしゃるようで、来月もお話させていただくことになりました。
ご参加いただいた皆様、施設を使用させていただいた中京老人福祉センターの皆様、ありがとうございました。
研究に御協力いただいているいちおか泌尿器科クリニックのホームページに、研究について掲載していただきました。
(詳細はこちら)
場所は地下鉄烏丸御池駅からすぐにあります。
研究にご興味がある方は、ぜひいちおか泌尿器科クリニックまでご連絡ください。
研究に御協力いただいている、京都民医連あすかい病院の広報誌に、研究内容を掲載していただきました!
(詳細はこちら)
とてもキレイなレイアウトにまとめていただきました。
お近くの方で研究にご興味がある方は、ぜひご参加ください。
よろしくお願いいたします。
骨盤底筋体操についての新しい論文報告が、BMJという雑誌に掲載されておりました(こちら)。
私たちの研究でも骨盤底筋体操を導入しておりますが、なかなか上手に体操をしていただくことが難しいです。その理由の一つが、「骨盤底筋を鍛えているか、分からない」からだと思います。
体操で骨盤底筋が動いているかどうか確認するため、筋電図を使って確認することもあります。今回の論文はその効果を、かなり洗練された計画のもと検証しております。
対象参加者が過活動膀胱ではなく、腹圧性尿失禁(咳やくしゃみをすると尿が漏れる)と混合性尿失禁(腹圧性と切迫性を併せ持つ)です。
対象を「介入群:筋電図+骨盤底筋体操」、「対照群:骨盤底筋体操のみ」に分けて16週間の治療を行い、最終的には24ヶ月後の症状を両群で比較しました。
結果は両群とも効果はありましたが、群間差を認めませんでした。
つまり、筋電図を行っても骨盤底筋体操の効果が改善するとは言えませんでした。
逆にいうと、筋電図無しの骨盤底筋体操も、十分に効果があることを意味するかもしれません。
非常に綿密な計画のもと解析された、素晴らしい論文でした。
今年の第20回日本認知療法・認知行動療法学会のシンポジウム「身体疾患のCBT」で、本研究について発表することが決まりました!
泌尿器領域では新しい考え方の導入であり、専門の先生方からも色々なご意見をいただき、勉強できればと考えております。
このような機会を与えていただき、学会関係者の方々に、とても感謝しております。
素晴らしい学会になることを、祈念しております!
学会ホームページはこちら。